オフショア大學受講者より。
当社は、消費者向けビジネスを本業とする上場企業のシステム開発子会社です。世間的に名の通ったシステム会社とは違い、当社の開発規模はかなり小さいと思います。
とは言え、当社でも全社一丸でオフショア開発に取り組むようトップダウンで号令がかけられています。今のところ、現場ではオフショア開発への反発心みたいなものは感じられません。
セミナーで具体的な事例を交えてご説明いただいたこともあり、オフショア開発プロジェクトの具体的な進め方については、かなり鮮明な成功イメージを持てるようになりました。特に以下の点が参考になりました。
・既存の開発プロセスや規約を使いまわす
・相手の価値観を尊重しつつも根本原因分析を徹底させる
・文化的差異よりも「成熟度」の違いに着目して問題分析する
・はじめから外国語に翻訳しやすいシンプルな日本語を書く
一方、私のような管理部門の立場では、プロジェクト成功の個別ノウハウに加えて、部門全体でオフショア推進する組織横断的な施策についても関心があります。
例えば、オフショア委託する業務と国内に残すべき業務を見極め、組織全体としてオフショア委託量を戦略的にコントロールする方法についてご助言ください。
■ 問いかけ
<問1>あるシステム開発子会社の管理部門からの相談です。
オフショア委託する業務と国内に残すべき業務を見極め、組織全体としてオフショア委託量を戦略的にコントロールする方法についてご助言ください。
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<答1>とても幅広い領域に渡る課題です。
・内外製分析
・グローバル・デリバリー・ポートフォリオ戦略
・プロジェクト評価、技術者評価の制度改革
・情シス所属スタッフのキャリア再構築
このような具体的な課題を持つ相談者に対して、一般論を垂れても意味がないと思うので、実際には個別ヒアリングに基づく「オフショア開発アセスメント」を実施することになるでしょう。
*Hints: オフショア大學公式メールマガジンに詳細な補足説明が追記されています。