オフショア大學の受講者より。
当社はベトナムでオフショア開発しています。全体の開発プロセスは V字モデルに従っていますが、現地では Agile を含めていろいろな技法を積極的に試しています。
わたし個人としては、現地でペアプログラミングに挑戦してもらいたいと考えています。ベトナム現地も乗り気だったのですが、日本サイドの当社プロマネが「ベトナムでの Agile は時期尚早」と判断しました。
そこで、まずは現地のレビュー方式を改善して、小さな実績を積み重ねる作戦に切り替えました。これまでベトナム現地では、1人の優れたリーダーがメンバー全員の成果物をレビューする方式を採用していました。
今回、現地リーダーの発案により、新たに「ピアレビュー」を採用することにしました。
一口にピアレビューといっても、そのやり方は様々です。本来なら、ピアレビューだけで論文が何本か書けるくらい奥の深い活動ではありますが、ベトナム側の主体性を信じて彼らにすべて任せることにしました。
この改善案については、私の予想通り、日本サイドから特に反対意見はありませんでした。ところがその後、当社プロマネとの雑談している際に、こんな気になるコメントをいただきました。
ベトナム人にも面子があると聞いている。業務上の問題を指摘された技術者の面子が潰れることがあるらしい。果たして、現地のピアレビューは機能するだろうか?
■ 問いかけ
<問1>果たして、ベトナム現地のピアレビューは品質向上に一役買うことになるだろうか?(Y/N)
*Hints: オフショア大學公式メールマガジンに詳細な補足説明が追記されています。